書評

[書評]サピエンス全史"上巻" ユヴァル・ノア・ハラリ(著)

 世界規模で大人気の人類史書籍をついに読んでみました。実際に読んでみると噂に違わず、とっても面白くて上巻を一気読みしてしまいました。そんなオススメ本「サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ(著)を紹介します。

紹介本の目次

第1章 唯一生き延びた人類種
第2章 虚構が協力を可能にした
第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし
第4章 史上最も危険な種
第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇
第6章 神話による社会の拡大
第7章 書記体系の発明
第8章 想像上のヒエラルキーと差別
第9章 統一へ向かう世界
第10章 最強の征服者、貨幣
第11章 グローバル化を進める帝国のビジョン

おすすめポイント

人類の繁栄の要因は「虚構」

 大きな身体も鋭い牙も持たない人間の武器は「虚構」を信じる能力でした。神や組織、ビジョンなど実在しないものを理解し共有する能力を得たことで、人間は他の動物を凌駕する組織力を身につけました。現代の我々も「法律」「法人」「トレンド」など目に見えないものに多大な影響を受けていますが、これこそが人類固有の武器だったのです。

農業発展による勝者は作物!?

 人類は農耕技術を獲得することで爆発的に人口を増やしました。しかし農耕民族となった「人類」は定住を強いられ、日々に「作物」の手入れを強いられるようになってしまいました。実は農業技術の誕生は「作物」にとっては、自分たちの面倒を見てくれる召使い「人類」を獲得していたのです。

「この帝国主義者め!」は悪口か?

 帝国は第二次世界大戦のドイツ帝国の印象から悪者のレッテルを貼られていましたが、人類の歴史を振り返ると帝国は最も一般的な政治制度でした。帝国とは数多の文化を内包しながらも安定した時代を生み出した文化のるつぼでした。

まとめ

 今回扱った「サピエンス全史」は世界的に大ヒットした人気作で、日本語版が発売された時も話題となっていました。今更わざわざ紹介することもないと思ったのですが、一読者として純粋に楽しく読むことが出来たので紹介しました。人類史という近寄り難そうなテーマでありながら、著者の小粋なジョークが散りばめられた文章はスラスラと読むことが出来たのでおすすめです。


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